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予算とコスト制限

予算

製造原価とは、生産現場でかかるコストの総和である。主なものとして、材料費や、工員の労務費、作業に使う工具や機械にかかるコストがある。その他には、材料を仕入れる時にかかった送料(材料費に含まれる)や、工場長の給料、工場の光熱費等がある。言い換えるなら、製造原価とは、靴を完成させる為のあらゆるリソースの獲得にかかるコストの合計である。

【補足】上記の通り、製造原価には工場長の給料等も含まれるが、これもリソースの獲得にかかるコストと言える。工場長の能力は、品質管理等に関わり、靴の品質を左右するリソースの一つなのだ。ただし、リソース毎に、品質への影響力の強さが異なることに注意してほしい。確かに、工場長の能力というリソースも品質に影響するが、底付けの技術というリソースの方が、より強く品質に影響するだろう。

販売費及び一般管理費(以下、販管費)は、靴が生産現場を出てから消費者の手に届くまでにかかるコスト、靴を売れるようにするためのコストである。販売店舗の運営にかかるコスト(販売スタッフの給料、店舗の賃料、店舗の光熱費等)や本社の運営にかかるコスト(本社のスタッフの給料、本社の賃料、本社の光熱費等)や広告宣伝費等である。

予算(実績ではなく、メーカーが予測するもの)では、売上高(価格×販売数)から、製造原価と販管費を差し引いたものが利益になる。メーカーは、売上高、製造原価、販管費、利益の4つを以下のように動かしながら、それぞれの予測・目標を決定する。

スライド30 Slide 30
スライド31 Slide 31

この4つを動かすとは、例えば、次のようにシュミレートするということである。

販売数を増やしたら、販売店のスタッフを増やすことになって、販管費が増えるかもしれない。製造原価を増やせば、価格を上げても、販売数が変わらないかもしれない。(販売数が減るかもしれない。)

こうしたシュミレートによって、売上高・製造原価・販管費・利益の予測・目標が決定する。

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製造原価予算とコスト制限

メーカーは、上記のように決定した製造原価予算を元に、各リソース獲得のための予算を立てる。製造原価をこれくらいにするから、この材料系リソースのためにいくら、この技術系リソースのためにいくら、と計画するのだ。すなわち、製造原価予算がコスト制限(ここまでのスライド内で青と白の斜線で表現してきた部分)を規定する。

スライド26 【再掲】Slide 26

製造原価予算が大きい程、このスライドで青と白の斜線で表現した部分が小さくなる。(コスト制限が小さくなる)また、製造原価予算が小さい程、このスライドで青と白の斜線で表現した部分が大きくなる。(コスト制限が大きくなる)

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